生食までの道のり
結晶発覚
アポロが1歳になってちょっとの2001年の6月の事でした。
おしっこシーツに何か茶色っぽいものがついたのに気が付いて、血尿でも出たかと
獣医さんに連れて行きました。今思えばその頃は家の中でおしっこシーツに
してたんですねー。今じゃすっかり外でしかしなくなってしまって。
おしっこの状態の管理なんかを考えても本当は家の中で出来たほうがいいですよね。
ああ、何とかもう一度家の中でするように出来ないものかしら。
と、それはおいておくとして。
で、獣医さんに連れて行くとおしっこに結晶が出ていると言うではありませんか!
「ストルバイト結晶」なんじゃそりゃ?(ストラバイトもしくはスツルバイトとも言います)
簡単に言うと、おしっこがアルカリ性に傾き、結晶ができるそうです。
悪化すると結石になり、ひどくなると手術の必要もあるとか。
結晶には他に「シュウ酸カルシウム結晶」がありますが、これは逆に
おしっこが酸性に傾きすぎた結果できるものです。
アポロの場合「アルカリ尿」→「ストルバイト結晶」でした。
治療
治療はまず今ある結晶を溶かすこと。
それにはヒルズの処方食C/Dという缶詰フードでした。(一缶約400円。高い)
アポロは食いしん坊なので何でも良く食べるのですが、
このフードは塩分が多目です。つまり水を沢山飲ませて
おしっこを沢山出させるのです。
だけど当時共働きだった私たち。水を沢山のんでしまったアポロを
おしっこに連れて行ってあげることはできないのでした。
我慢できずサークルの中のふとんの上でおしっこをしてしまって
とても申し訳なさそうに、ふとんをよけて小さく座っていたアポロの姿を見たとき
胸が締め付けられました。「今すぐ仕事なんかやめてやる」と思いました。
(勿論そんなわけにはいかないけど)でもアポロに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そのあとは再び結晶が出来ないように「予防食」これはウォルサムのPHコントロールという
おしっこを弱酸性に保つフードでした。こちらは8`9600円。(高い!)
結晶が出来る原因はいろいろ言われていますが、はっきりとは分かっていません。
「体質」も関係しているらしく、犬種によっても結石の出来やすい犬種もあります。
そのため、獣医さんにはこの「予防食」を「一生」食べさせるようにと言われました。
ショックでした。ちょうどフードについていろいろ調べてフードジプシーした末
「ナチュラルハーベスト」というプレミアムフードにやっとたどり着いた所でした。
しかも2ちゃんの書き込みで「○○のフードはやばい」とか
見てしまったのでウォルサムのフードをずっとあげ続けることにすごくすごく抵抗がありました。
ちなみに「ナチュラルハーベスト」に行き着くまでのフード歴
ANF(ブリーダーのお勧め)
サイエンスダイエット(同上)
ユカヌバ(同上)
このあたりで2ちゃんの「良いドッグフードは?」のスレッドを見て
ひょっとして、今のままじゃいけないんじゃないか?と気づきました
そして
モッピー(よさげでしたがアポロ喜ばず)
ナナ(よさげでしたがちょっと高い)
このあとやっとハーベストに決めました!なのに!なのに!
「一生」ウォルサムのフードをあげなくちゃならないなんて!